こんばんは。
モラハラカウンセラーの幸村です。
前回のブログでは
モラハラ夫3タイプのうち、
ダメ男タイプについて書きました。
今回は家長タイプについて。
まず、意外なことに、
江戸時代の離婚率は異様に高かった。
女性も働き、
気に入らなければ別れる、
それが簡単に行われていた。
しかし、明治時代にできた家制度で
家長が一家のリーダーで
その許可なしに
住居や結婚を自由に決められなくなった。
家長タイプのモラ夫は
その名残と思われる。
家長タイプモラ夫の特徴は、
・妻は無能
・自分が指導・教育しなければならない
・良くしてやっている
と思っているところ。
この考え方だけでも十分モラだけど、
その思考のもとにすべてが動くから
始末が悪い。
妻は稼げるわけないから
家で家事をしていろ、
という理屈で、
仕事をさせてもらえない妻は
けっこういます。
稼いでしまったら
家長の立場が危ぶまれるうえ、
逃走資金を与えてしまうことに
なりかねない、ですもんね。
妻は何も分かっていないから
自分が付いて指導しなければならない。
これは特に高学歴/高収入なモラ夫に
多い印象です。
以前、夫から叱られ続け、
「何をしたら正解なのか分からない」
と疲弊している被害妻がいました。
やっていることを聞くと、
夫の飲み会の後、車で迎えに行けば
何分待たせるんだ!
と叱られ、
快適な布団に整え、
翌日は消化の良いもの、と
雑炊を作ったら、
うどんに決まってんだろう!
など、全てに「間違い」の烙印を押す。
それについて、
「あなたが悪いわけじゃない、
彼はあなたを支配するために
何をしても否定しているだけ」
と説明したところ、
「私は学がないから、今
夫から普通を教わってるところです」
と言われて、愕然としました。
今まで聞いた中で
一番深く洗脳されてしまっている
と感じた被害者でした。
他にもすごいのがいて、
妻が離婚の話を出した時、
言われたのが、
「シングルマザーで
生活していけるわけがないから
離婚した女は皆、
風俗で働いているんだぞ」
おいおい。
日本、どんな国だよ…
ビックリしました😯
一応、危険な世間から妻を守り、
指導してる、に該当するっぽいけど、
もう、詐欺師の洗脳ですよね。
この方は、夫の言っていることが
おかしいと分かっていて
ドン引きしていたのですが、
これだけネットで情報が取れるご時世で、
ここまでの大嘘をつくって
正気の沙汰ではないですね。
こんな風に、家長タイプは
妻を無能扱いして
判断力を奪ったり、
家に閉じ込めて
「お前はおかしい、
俺は全部知っている」
というイカレた前提のもとに
妻を洗脳します。
怒鳴りつけ、罵倒するのは
妻への教育・指導で、
妻が耐えきれず、離婚に踏み切ると、
「妻がおかしくなった」
となる。
自分のせいだと言われても、
「今まで良くしてやっていた。
謝るなら許してやってもいい」
と、まるでかみ合わない。
きっとこれ、昭和の妻たちは
普通だったんだろうな。
先日、他のカウンセラーさんと話して、
「昭和、最悪ですよ!」
ってなりました😅
では、次回は最後、
マザコン編です。
これも気づきにくくて
苦しんでいる人が多いと思うので、
目に留まってくれたら良いな
と思っています。
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