こんばんは。
モラハラカウンセラーの幸村です。 モラハラを受けている被害妻たちのうち、 自分が受けている扱いがモラハラだと 気付いて、離れた方がいい、 と自覚してもなお、別れられず
辛い思いを抱えている方がいます。 その理由が経済的な事情でなければ、 「共依存」である可能性があります。 モラハラ関係の共依存は、 加害者:相手を支配することで自己価値を感じる 被害者:相手に支配される(相手の要求にこたえる)ことで自己価値を感じる という心理になります。 「支配されること(相手の要求にこたえること) に自己価値を感じる」 って、なぜそのように感じるのでしょう?
モラハラで共依存に陥る人の特徴として、
自己肯定感が低い 必要とされることが必要
という傾向があります。
これは、子供の頃に親から
十分な愛情を感じられずに育った、
などの要因があります。
(この辺りは次回触れていきます)
そんな被害者に対してモラハラ加害者は、
「ダメなやつ」 「何もできない」
と思わせるような 否定の要素を入れてきます。
これによって モラハラ被害者の自尊心は低下し、 自分に自信がなくなり、 自分で決断するということが
辛く感じるようになります。
そのため、決断することが 大きなプレッシャーに感じたり、 できれば避けたいと思ってしまい、 自信満々に語る人に惹かれたり、 代わりに決断してくれる人に 依存してしまったりします。 このように加害者の判断力に 依存し続けることで、
彼なしでは生きていけない
と思い込み、 ますます依存が強まっていく。 また、ひどいことをされたり 言われたりしても、
それに耐えられること (こんなに耐えられるのは私しかいない)、
好意的に解釈して受け入れてあげること (彼は私にだけ心を許して悪い部分を見せている)
に自己価値を見出したりする方もいます。 なぜそこまでポジティブに考えるのでしょう?
それは、依存体質の方は 必要とされることが必要 だからです。 暴言や暴力が続いたら、 そんなことをされてまで 一緒にいる人なんて なかなかいませんよね? それでも自分だけは
一緒にいてあげる。
そんなことができるのは
自分しかいない。
それを続ければ彼も自分のことを
「あいつだけは自分を分かってくれる」 と必要としてくれる。
最後は自分のところに
戻ってきてくれるはず。 良い部分を高く評価することで 自分が彼のそばにいる理由を探したり、 離れないことを
自分の中で正当化してしまったり。
でも、もし自分の友達が
パートナーからそんな扱いを受けていたら、 別れた方がいい、と進言する判断力は 持ち合わせています。
では、なぜ自分は別れられないのでしょうか?
次回はそういった心のメカニズムについて
触れていきたいと思います。
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