こんにちは。
モラハラカウンセラーの幸村です。
GWはいかがお過ごしですか?
モラハラを受けている方にとっては、
普段より長い時間、モラ夫と一緒に過ごすのが
負担に感じる時期かもしれませんね。
さて今日のお題ですが、モラハラ夫から、
「それ、まんま自分だよね?」
と言いたくなるような主張を
ぶつけられたことありませんか?
これ、心理学的には「投影」という
人間の防衛機制の一つで、
「自分で認めがたい衝動や感情などを
他者に押し付けることを指す」
と定義されています。
ちょっと分かりにくいですよね。
具体例を挙げてみます。
これは実際に幸村家であったエピソードです。
モラ夫はだらしなく、
自分が飲んだグラスを下げたりしないため、
ある日、朝起きたら、モラ夫が飲んだウォッカが
グラスに残ったままの状態で
テーブルの上に置きっぱなしになっていました。
40度のストレートです。
私がそれに気付いた時は、
すでに1歳の息子もその場にいて、
見た目、水と変わらないので、
私が目を離した隙に飲んでしまったかも?!
ということがありました。
それをモラ夫に指摘し、
こういうことがあるから
ちゃんと片付けてほしい、
という話をしたところ、
逆に私の方が怒られました。
「子供と一緒に起きてきた時点で、
リビングに危険なものがないか
という確認を怠って子供を危険にさらした」
という理屈が、
「ストレートのウォッカをグラスに残したまま寝た」
を上回る罪として、
「お前が酒が残ったグラスを置きっぱなしにして
子供を危険にさらした」
という決着に。
あれ?
って思いません?
酒を残したのはモラ夫。
それを見つけて注意したのは私。
なのになぜ私が悪いってことになってるの?
これは、モラ夫が「子供を危険にさらした」
という問題に直面するのが不快で、
認めたくないため、
「子供を危険にさらした」
という問題を私に投影して、
自分を正当化しているパターンです。
これによって、自分のことを
「自分の子供を危険にさらされた」被害者
として位置づけ、
私を加害者扱いし、責任を負わせることで、
自分自身を守り、
私への攻撃が成り立っています。
平たく言えば難癖であり屁理屈なのですが、
頭も良く、弁も立ち、仕事も出来るモラ夫が、
なぜ主語が分からなくなってしまうのか?
が謎でした。
でも今にしてみれば、心の奥底では
自分の非を自覚していたからこその逃げ・難癖
なのですよね。
それが分かったところで、
夫婦なんだから、
そんな弱さを汲んで受け止めてあげるべき?
なんて思うかもしれませんが、
その都度、
責められ、傷つけられ、サンドバッグになってまで
受け止める必要ありません。
だって、妻をサンドバッグにするなんて
DVでしょ。
投影については、モラハラを分かりにくくする
大きな要因の一つと言えるので、
また触れていきたいと思います。
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