こんばんは。
モラハラカウンセラーの幸村です。
前回は、共依存の心理について
書きましたので、
今回は、女性の被害者が
依存から抜け出すためには
どうしたら良いか
について書きます。
共依存になりやすい人の傾向として、
子供のころ、親からの愛情を十分に受けず、 淋しい思いをしてきた人
が挙げられます。
今にして思えば、私もそうでした。 だから、必要とされるように
自分の価値を高めないと
安心できなかった。 DVモラハラ共依存の被害者心理ですが、
依存したい自分
離れたい自分
が心の中にいて、ケンカしてる状態
と言えます。
でも、どちらも自分を守ってくれていて、 自分を大切にするための
家族喧嘩みたいなもの
なんです。
小さいころから淋しかった。 そういう昔からの
自分の淋しさ・辛さに
目を向けたくないから、 DVのように酷いことをされても
自分を必要としてくれる人に
依存して一緒にいたい。
依存することによって
自分に自信が持てる部分もあるから、 その自分を消したくない。 依存はお守りのようなもの
なんですね。 一方で、
そのまま依存してたら良くない、 酷い目にあってるから逃げるべき、
という認識もある。
これを常識的に考えると、
依存はよくないからやめよう
になりますが、
NGです。
なぜなら、その人はずっと
依存をすることで自分を守ってきた
ので、それを消すのは苦しい。
一方で、自立すべき、という気持ちは、
自立できない自分を責めてしまうので、
辛くなって、
自分を守ってくれる依存に逃げてしまう。
だから、NGです。
じゃあどうすればいいのでしょう?
自立したい自分、依存したい自分、
それぞれに対して、 「あなたが一番大切に思っているのは何?」 「あなたが一番恐れているのは何?」 「あなたがいなかったらどんな最悪なことが起こる?」 と聞いてみてください。
それぞれの自分から、
守りたいものが出てきます。
自立の自分が守りたいものは
例えば、自尊心や身の安全。
依存の自分が守りたいものは、
見捨てられる恐怖、など。
どちらもあなたを守りたいのに
目線が違いますよね。
お父さんとお母さん、
どちらも子供のためを思っているけど、
価値観が合わなくてケンカする
ようなものです。
でもその価値観をすり合わせて
お互いに納得のできる着地をさがす。
これを自分の心の中でも
やってみます。
依存することをダメなことと捉えて
変えるという発想は一旦置いて、
依存は自分自身を守ってくれている
自分の一部
自立したいと思う自分もまた、
自分を守ってくれている
として捉えて受け入れる。
そして2つの自分が本当に納得のできる
着地点を見つける。
そうすれば、依存が自然と
和らいでいくことになると思います。
カウンセリングでも、このような
自分の気持ちに耳を傾ける
お手伝いをしております。
自分の気持ちが分かりにくい
と感じる方は、ご相談ください。
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