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執筆者の写真risa yukimura

平和な日々なのに、なぜ辛い気持ちが再発するの?

こんばんは。

カウンセラーの幸村です。


モラハラから離れて時間が経つのに、

心の痛みや辛さが再発することはありませんか?


夫婦関係でもない、ハラスメントでもない、

善意の相手なのに、

過去に追い込まれた時と同じような感覚に襲われる。

思考が停止したり、自分がダメな人間に思えたり、

罪悪感を感じて浮上出来なかったり。


そんな状態に陥ることってないですか?


例えば、すごく良い上司なのに、

自分が期待に応えられない状態が続くと

度を越した罪悪感を感じてしまったり、

アプローチを受けて、断り続けると、

好かれていること自体が辛くなってしまったり。


もしそんな状態になっているとしたら、

それはPTSDの一種かもしれません。


PTSD(心的外傷後ストレス障害Post-Traumatic Stress Disorder)


トラウマ(心的外傷)体験に晒されたことで生じる、

特徴的なストレス症状群です。


トラウマは、

個人が一般の生活では経験しないような

死に直面するような

心理的に強い負荷となる出来事とされ、

戦争や交通事故等による生命の危険のほか、

他者からの個人の尊厳の強い毀損等

があります。


モラハラ生活では、

要求されることの連続だったことでしょう。

もしくは、直接何かを要求されなくても、

相手を怒らせないための先回り行動は、

相手の要求や期待に応えることに当たります。


それが出来なかった時、

過度に責められたり、

罪悪感を刺激されたり、

自分はダメな人間だと思わされて来た

ことでしょう。


そういう体験が日々積み重なっていくと、

ちょっとした事でも、心に大きな負荷になります。


頭では分かっていても、

胸を締め付けるような辛い思いが避けられない。

恐怖すら感じたり。


またそんな思いをするのが怖い。


それが脳の奥底に刷り込まれてしまっているので

人からの要求や期待を放置できなかったり、

応えられない時に、過去に感じたあの感覚が、

目の前の状況の良し悪しとは無関係に

再発してしまうのかもしれません。


トラウマ体験によるPTSDは

時間が経っても、その時に受けた傷と

同じ強度でよみがえります。

被害者にとって、モラハラが終わっても

生きづらさが残ることは

とても辛いことですよね。


でもそれは、

被害者の方が悪いわけではありません。


モラハラから離れても、

過度の罪悪感や辛さが残る方は、

まず自分を責めず、

その気持ちがなぜ起こるのかを受け止めて、

自分を大切にしてあげてくださいね。


一人で向き合うことが難しい方は

ぜひお話にきてくださいね。


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